とやまIoTビジネスアイディアソンを開催しました

富山県が募集している"IoTのビジネスアイディアコンテスト2017"に向けたアイディアソンをエーザイ株式会社さま, MAMORIO株式会社さまのご協力を得て開催しました。

はじめに

富山県が力を入れて取り組んでいる施策の一つが「IoT」です。二次産業が強い富山県では,「富山型生産モデル」, 「Connected Factory」などが重点として取り組まれていました。ところが, 平成29年度 富山県が行う「IoTビジネスコンテスト2017」のテーマは地域課題。IoTを使って地域課題を解決するビジネスアイディア募るコンテストというコンセプトに賛同し, Code for Toyama Cityとして出来ることとして, 考えたのが「アイディアソンをやる!」という方法でした。

 

 

話題提供

今回のアイディアソンでは, 話題提供として, 富山での身近なIoTを使った地域課題への取り組みとして, エーザイ株式会社さま, MAMRIO株式会社さまが取り組む高齢者・認知症の方の外出支援の仕組み「Me-MAMORI」を取り上げました。

(講演はエーザイ株式会社hhcソリューション本部 高井さま)

 

 

 

Me-MAMORIOは, BLE Beaconを利用して"なくすを、なくす"をコンセプトした商品「MAMORIO」から派生したサービス。モノではなく, 人をBLE Beaconを持つことで,サービスが受けれます。ちょっとだけ話を聞くと、人を監視するように誤解されることがありそうですが,GPSがついている訳でないので, 監視ではありません。その気になれば, "外出している"とか"どこかの店にいる"とかを調べることが出来ますよ。という程度です。この仕組みを使うことで, 認知症・高齢者の方の”外出をさせないを、なくす"サービスであり、ゴールは”どんどん外出をしたくなる”サービスです。

 

ディスカッション

話題提供を頂いた後, エーザイの高井さまに加え, MAMORIOのディレクターである桶本さまにもご参加頂き, ディスカッションを行いました。

議論に参加したい人であれば, 自由に議論に参加することが出来るダイナミック型のフィッシュボウルで, 色んな方向へ広がる議論が展開されました。

議論に参加しない人は, 話を聞きながら, 感じたポイント・意見などを付箋紙に書き, ホワイトボードに貼り付けて, 参加者全体で話を共有していきます。

グループワーク

ディスカッションで貼りだしたホワイトボードを見ながら, IoTを使って色々な課題解決を目指してアイディアを考えます。アイディアを思いついた方がピッチをして, グループを作っていきました。

最終的に, 6チームが出来上がりました。当日の内にコンテストに応募したのは, 2件でした。きっと、この後もブラッシュアップして全チームの方がコンテストに応募して下さることでしょう。

 

終わりに

13:15から16:30過ぎまでという短い時間のアイディアソンでしたが、色々な良いアイディアが出ていました。コンテスト向けなので,内容は書けないですが, この中から受賞作品が出てくれることを祈りたいと思います。受賞作品は, 2/15 富山県IoT推進コンソーシアムの大会でプレゼンテーションがありますので, 今から楽しみですね。

 

最後になりますが,正月早々にも関わらず, 大勢の方にお集まりいただきありがとうございました。また, 三連休にも拘わらず, ご協力・ご参加頂きましたエーザイ株式会社さま, MAMORIO株式会社さま, 富山県さま 誠にありがとうございました。

 

このアイディアソンから受賞作が出ましたら、ブログ・Facebookでご案内を差し上げます!